2017年2月17日金曜日

石垣島2泊3日 2017/2/17(金)

●2月17日(金)
旅の2日目は、石垣港から船に乗って、西表島~由布島~竹富島の三島めぐり。
8時出発なので、6時半から朝食。昨日の夜と違って団体さんでエラい混雑である。中華粥に腐乳、ピータン、梅干し、大根葉の漬物、温かいトマトのスープ、 シェフの焼き立てオムレツに野菜デミグラスソースかけ、島豆腐、かまぼこ天ぷら、ゴーヤチャンプル、にんじんシリシリ、ベーコンとインゲン炒め、ポークソーセージ、ハム、 クブイリチー、豆乳、さんぴん茶。

各ホテルをめぐる迎えのバスに乗って石垣港へ移動。島巡りを運行する旅行会社はいくつもあって、港のロビー内にずらりと受付が並んでいる。安栄観光のカウン ターでチケットを受け取って、乗船するのは「ぱいじま」という船。まずは西表島まで移動する。

西表島は大島港に到着、ここからはバスで島内を移動しつつ観光する。まずは、仲間川の河口まで行って、ここからボートで川を遡りつつでマングローブ見物。マングローブとは亜熱帯の汽水域に植生する木の総称で、西表島には、おひるぎ、やえやまひるぎ、まやぷしぎ等の6種類があるとかなんとかと言った説明を聞きながら上流へ。3隻ぐらいのグループになって進むのだが、途中で観光を終えた何隻ものボートとすれ違う。上陸して、サキシマスオウノキという根が板のようになった樹が目的地。仲間川は川と言いつつも高低差がほとんど泣く、河口から10kmほど遡ったこのあたりでも河口との水位差は50cmていどとか。そのため汽水域が上流までおよんでおり、広くマングローブが繁殖しているし、海の魚であるクロダイ、ボラ、アジ、エイなどが穫れるらしい。

再びボートに乗って河口まで戻り、2島目の由布島へ向かう。西表島に隣接しており水牛車に乗って浅瀬を渡る。潮の満ち干にもよるが干潮時には軽トラでも渡っていけるぐらい浅い海だ。我々の乗った水牛車は8人乗り、引っ張る水牛は5歳と若くパワー不足。もう少し大人の水牛だと15人乗りぐらいの大きいクルマを引っ張る。水牛の名前が次男と同じだったのに苦笑い。操縦者というか御者というか、担当の女性によるとヤル気のない性格だそうで、たしかに由布島に渡るまでに後か ら来た他の水牛車に3台抜かれていた。話の途中途中に、○○くんはやる気がない、ヤル気がないと連発されるので、次男は不満顔である。


島では、島内散策と昼ごはん。2月中旬なのにブーゲンビリアやハイビスカスなどの熱帯の花々が咲き乱れている。水牛の前で記念写真、撮影したデータは wifi で数メートル先のテントにあるプリンターに出力され、歩いているうちに紙のケースに入れられたのが出来上がる。印象が強いうちに見せられるのでつい買ってしまう。1,300円なり。 ビジターセンターで食事。団体客用にメニューは決まっていて、幕の内弁当が置いてある。あか米のご飯、モズクの汁物、天ぷら(紅芋、大葉、カボチャ、野菜の肉 昆布巻き)は肉味噌か塩で食べる。海ぶどう、ミミガーと蒲鉾とパパイヤの酢の物、ポークハム二種、蒲鉾、クブイリチー、ゴーヤチャンプル、オレンジ、ゼリー (シークワーサーと黒糖)。

食後は海岸の方に歩く、白い砂浜と透明度の高い澄んだ海がきれいだ。サンゴ礁で出来た島とあって、海岸はサンゴのかけらがたくさん落ちている。散策後は、「由布島茶屋」という店でアイスクリーム、西表黒糖と泡盛のダブルジェラート500円を食べる。 西表島に戻る水牛車は、往路より大人の水牛が引っ張るので15人乗り。運転手の男性はリーダーの方で、本来は気の荒い水牛が、水牛車をおとなしく引っ張れるよ うに教育するそうだ。幼いうちからずっと訓練を積んで、何度も西表島と由布島の間を往復し、けっして人間には角を向けないように躾けるらしい。水牛には絶対鞭 を振るわずに躾けるのが、ここ独特のやり方らしい。牛の英語はカウとバッファローがあるが、角が前を向いているのがカウ、それ以外がバッファローとの解説。 
西表島に戻って再びバスで港まで移動する。ガイド兼務のドライバーさんがイリオモテヤマネコの看板の前で、よく観光客が島で猫を見て、イリオモテヤマネコを見たというが夜行性の猫を昼間見ることはなく、そいつらは野良猫かどこかの家の飼い猫です、と解説。そんなことを喋っていても大丈夫なくらい、交通量は少ない。道路の両側には歩道も整備されているが歩いている人を見ることもない。 港までほぼ戻ってきたところにある、島で唯一の信号のある交差点の角には郵便局がある。沖縄らしい赤い琉球瓦で葺かれているのだが、軒先に〒のマークがある特注の瓦らしい。赤信号で停まってゆっくり確認できるようスピードを調整して走ってくれるのも、ドライバーの腕の見せどころだ。
港でグラスボートに乗る。20人ぐらい乗れる船で、魚の群れ、サンゴやイソギンチャクの影にカクレクマノミなどの小さな魚がよく見える。港近 くの浅瀬で30分ぐらいだが、フェリーや観光客を乗せた大型船が通るたびに、波で大きく揺れる。
その後は再びバスで移動して、竹富島の中心街を水牛車で見物する。水牛車が30分ぐらい、その後30分ぐらいのフリータイムがあるので歩いて周辺散策。港までバスで移動して、船で石垣島に戻って夕方5時ぐらい。三島巡りでスケジュールびっち りというか、効率よく回れるのはツアーコースのメリット。

晩ご飯は、これも地元の方に紹介してもらった居酒屋の「ひとし」と決めているのだが、さすがに5時ではまだ食事にも早いので、土産物屋をいくつか冷やかしてから店に入る。早い時間だから空いてると思ったが、人気店とあって予約で満席だった。たまたまスタートの遅い予約があったので、それまでの1.5時 間限定で食べる。刺身盛り合わせ二人前、天ぷらはオオタニワタリとアダン、ラフテー、フーチャンプル、イカ墨の炒飯、ビールはオリオンの生。家族四人で 8,500円。

ホテルまでゆるゆると歩いて戻ったところ、ちょうどロビーで「ゆいぐくるライブ」が始まる時刻だったので見物する。「ゆいぐくる」は「結心」の意味だそうな。三味線、三板(さんば)という三枚板のカスタネット、太鼓での演奏で4曲。最後は乗ったお客さんも参加してのカチャーシー。 風呂あがりに、ブルーシールのピスタチオアイスを食べて就寝。

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